巻いたりつけるだけでダイエット効果があるとうたっているお腹ブルブルマシンは、本当に脂肪燃焼効果があるのでしょうか?
ここでは、実際にお腹ブルブルマシンを使ったことがある人の口コミを徹底調査し、痩せるための使い方や、お腹ブルブルマシンがなぜ脂肪燃焼に効果があるのかを調べました。
お腹ブルブルマシン(EMS)は脂肪を燃焼させるダイエット効果があるの?
お腹ブルブルマシンは、本当に脂肪を燃焼させる効果があるのでしょうか?口コミなどを元に、その効果について詳しく調べました。脂肪燃焼に適したブルブルマシンの選び方や、痩せるためのポイントもご紹介します。
「あまり効果がなかった」という口コミは?



「効果を感じた」という口コミは?





お腹ブルブルマシンは脂肪は燃焼するがダイエットには直結せず
お腹ブルブルマシンは、それ自体がダイエットには直結しません。お腹ブルブルマシンによって筋肉が刺激されることによって筋肉が鍛えられて、筋肉が増えることで脂肪が燃焼しダイエットにつながるというわけです。
つまり、お腹ブルブルマシンは筋肉を鍛えるマシンであり、ダイエットは結果に過ぎないのです。しかしながら、結果としてお腹ブルブルマシンが脂肪を燃焼するという効果はあらゆる研究で明らかになっているので、使い方のポイントや効果を出すためのコツを抑えられれば多いにダイエット効果が期待できます。
お腹ブルブルマシン(EMS)が脂肪を燃焼させるしくみは?
次に、お腹ブルブルマシンが脂肪を燃焼させる仕組みを詳しくご紹介します。
(1)筋肉が増えることで基礎代謝が上がる
お腹ブルブルマシンは筋肉へ直接働きかけて筋肉を鍛えるために開発された機械です。筋肉を鍛えることで基礎代謝があがり、これまでと変わらない日常生活を送っていても消費されるエネルギーが多くなるため脂肪が燃焼燃焼されやすくなるのです。
例えば、燃費の良い車と悪い車があった時、同じ走行距離でも燃費の悪い方が早くガソリンを消費します。これを体に置き換えると、同じ活動量でもエネルギーの消費が多ければ多いほど蓄えられた脂肪をエネルギーとして代謝しやすくなるので、お腹ブルブルマシンで筋肉量をあげることで燃費が悪い状態を作り出します。燃費が悪いと言うと聞こえが悪いですが、人間の体に置いては、基礎代謝が上がれば脂肪燃焼の他にも体温が上昇して免疫力も上がって風邪やインフルエンザにかかりにくくなったり、アレルギーが出なくなったりといいことばかりです。
(2)温まることで脂肪が血液へ溶け出す
お腹ブルブルマシンで脂肪が燃焼する理由のもう一つは、ブルブルマシンを使った場所の周辺が熱をもち、脂肪が血液に溶けだすことで脂肪が燃焼されやすくなるからです。
詳しく説明すると、ブルブルマシンによって筋肉が動き体温が上昇すると、脂肪の分解を促進するグルコガンというホルモンが分泌され、蓄えられた脂肪がグリセロールと脂肪酸に分解されて血液中へ流れ出し、エネルギーとして使われることで脂肪が燃焼します。
つまり、お腹ブルブルマシンを使った後に運動をすれば効率よく脂肪を燃焼させることができるのです。
お腹ブルブルマシンってそもそも何?
お腹ブルブルマシンはEMSという電気で筋肉を刺激して収縮する技術を使ったマシンのことで、ブルブルマシンの他にもEMSマシンと呼ばれることが多いです。私たちが身体を動かそうとすると脳が筋肉へ指令を出して動くことができますが、EMSマシンは直接筋肉へ電気刺激を行うので脳を仲介せずに動かすことができます。例えば、ソファでゴロゴロスマホゲームをしながらでもEMSマシンを装着していれば筋肉を動かすことができるのです。
治療やリハビリ目的で開発された電子トレーニング機器
お腹ブルブルマシンが開発されたのは1960年代で、電気によって筋肉を活性化することができるという研究が行われ実証されました。ソ連のスポーツ科学者によってアスリートのトレーニングに採用されたり、リハビリや痛み緩和などの医療目的として使用されるようになるなど、現場で幅広く用いられます。筋肉への運動効果が実証されていき、トレーニング機器として個人でも安全に使用できるように改良され、今日に至ります。
一流のアスリートや宇宙飛行士も使用している
現在、EMSマシンはプロアマ問わずパフォーマンスを高めたいアスリートが使っているだけでなく、トレーニングジムでもEMSマシンを使って短時間で効果を得られると人気が出ています。また、無重力の宇宙空間で筋肉が衰退してしまう宇宙飛行士が筋力を回復・維持するためにも使用されています。
ベルト・シート・マッサージ機器など種類も豊富
EMSマシンは多様化し、お腹や太ももを鍛えるのに適しているベルトタイプや部分的に鍛えるのに適しているシートあるいはパッドタイプ、マッサージ効果を加えて脂肪燃焼を促すマッサージ機器タイプなど、多くのものが販売されています。お腹ブルブルマシンと言えば、筋肉を鍛えたい一部の人のものという昔のイメージは払拭され、女性でも気軽に使えるようオシャレで可愛いものも多く販売されるようになりました。
タイプ | 特徴 |
ベルト | お腹や太ももなどに巻いて使える。外れにくく安定感がある。装着しながらトレーニングしたり、違うことをしたい人にオススメ。 |
シート・パッド | 装着したまま衣服を着ても自然なので、自宅以外で使いたい人や装着したまま動きまわりたい人に適している。ピンポイントで狙って筋肉を鍛えることができる。 |
マッサージ機器 | 二の腕やお腹周り、足などの皮下脂肪がつきやすい部分をマッサージしながら同時にEMSの効果も得られるので、部分痩せしたい人にオススメ。 |
脂肪燃焼に効果のあるEMSの選び方
脂肪を燃焼する目的でEMSマシンを選ぶ時にチェックしておくべき項目をご紹介します。
まずはじめに、EMSマシンには大きく分けて以下のような分類があります。
- 電気刺激の周波数
- 使用できる範囲
中~高周波のEMSマシンを選ぶ
筋肉は、身体の奥深くにあるインナーマッスルと身体の表面にあるアウターマッスルに分けられます。脂肪を燃焼させるなら、鍛えるべき筋肉はインナーマッスルです。インナーマッスルは鍛えても目で見える変化は出にくいですが、効率よく脂肪を燃焼させることができます。
インナーマッスルは皮膚から距離があるため低周波のEMSマシンは不向きで、選ぶのであれば中〜高周波のものを選びましょう。
低周波 | 1〜1,000ヘルツ |
中〜高周波 | 1,000〜50,000ヘルツ |
お腹全体に刺激を与えられるものを選ぶ
脂肪を燃焼させるためには、大きな筋肉を鍛えると効率が良いです。腹筋・お尻・太ももは大きな筋肉なので、EMSマシンを取り付けやすい腹筋か太ももに装着できるものが良いでしょう。
パッドやシートタイプは二の腕やふくらはぎなどの小さな範囲には向きますが、大きな筋肉を鍛えるのであればベルトタイプの方が一度で広範囲に刺激を送ることができるので楽チンです。
EMSによるトレーニング効果を高めるコツは?
次に、EMSマシンによるトレーニング効果をより高めて脂肪燃焼を促すためにすべきことをご紹介します。
トレーニング前後は糖質を控えましょう
本来、身体を動かして筋トレや有酸素運動を行うにはエネルギーが必要なので、糖質は控えるよりむしろ適量は摂取した方が良いと言われています。しかし、EMSマシンは身体を動かすことなく筋肉を刺激することができるので、必要なのは筋肉の修復に必要なタンパク質です。EMSマシンを使用する前後はタンパク質を意識した食事やプロテインやHMBといったタンパク質のサプリメントをとると良いでしょう。
ただし、EMSマシンを準備運動とし、その後通常のトレーニングを行う人はエネルギー補給のために糖質を摂った方が良いです。
食事と運動を並行して体脂肪を落とす
EMSマシンを使ってみたものの思っていたより筋肉がブルブルしないと感じた方は、EMSマシンと並行して食事と運動を見直した方が良いです。
体脂肪計を使ったことはありますか?なぜ簡単に脂肪の量がわかるのかというと、機械から電流を流して電流の流れやすさで体脂肪率を計っているのです。電流が流れにくいということは体脂肪が多いということになります。
これはEMSマシンでも同じことが言え、体脂肪が多い人はEMSの電気も流れにくくなるのです。同じ強度のEMSマシンを体脂肪率が異なる人が使っても、感じる刺激は体脂肪率が低い人の方が受けやすくなっています。
体脂肪を落とすには有酸素運動が適しています。ウォーキング程度で構わないので、EMSと並行して体を動かす意識をもって生活しましょう。体脂肪が落ちるとEMSマシンの体感も徐々に変わっていくことが実感できます。
また、糖質は脂肪を蓄える原因なので、甘いものや炭水化物の食べ過ぎに心当たりがある人は改善していきましょう。
EMSは安全?安心して使うために注意したいことは?
EMSは電気を使うということもあり心配なのが安全性ですが、家庭用のEMSマシンは安全な範囲内で使用できるよう改良されているので、過度な使用さえしなければ安心して使えるものがほとんどです。安全に使うためのいくつかの注意点をご紹介します。
正しくしっかりと装着する
EMSは心臓とその周辺を避けるようにしてとりつけます。パッドやシートタイプのものは筋繊維にそって貼るとより効果的です。ジェルを使用するものは塗り忘れに注意し、貼るタイプのものは粘着力が弱まってきたら取り替えるようにしましょう。
持病があって医師から使用を控えるよう言われていたり、ペースメーカーや医療機器をつけている人は使用しないようにして下さい。
使用回数や強度を急激に上げない
EMSマシンを長時間使用することや、回数、強度を急激にあげても、効果は変わらないそうです。むしろ、筋肉は休めてあげなければ発達しません。1日1回程度を目安にし、疲れたと感じたら目標時間に達していなくても使用をやめ、筋肉を休まめせましょう。
取扱説明書を読む
EMSマシンは製品ごとに特徴やお手入れ方法が異なりますので、使用する前に取扱説明書に目を通してください。アクセサリーをつけての使用や、女性の場合は生理中の使用を避けるようにというものもありますので注意事項やお手入れガイドは特に注意深く読んでください。
また、使用したい部分に傷がある時や皮膚が炎症を起こしている時なども使用は避けた方が良いでしょう。
【まとめ】痩せるにはEMS+運動と食事コントロールが大事
お腹ブルブルマシンは、自分の意思とは関係なく筋肉を運動させることができ、基礎代謝と体温の上昇により脂肪の燃焼効果が期待できることがわかりました。
EMSマシンによって生活の運動をレベルをあげずとも基礎代謝を上げることが可能ですが、体脂肪をより効果的に落としていくためには食事と運動の見直しも必要です。
本格的なエステ効果もあるEMSマシン、ボニックプロを使用した感想「ボニックプロの口コミを徹底検証!実際に使って効果も検証しました」もぜひご覧ください。